東京MXの「ニュース女子」で重大な放送倫理違反、BPOが断じる→逆にBPOがネットで揶揄される事態に

東京MXの「ニュース女子」で重大な放送倫理違反、BPOが断じる

2017年1月2日にTOKYO MXで放送された「ニュース女子」について、BPO(放送倫理検証委員会)がTOKYO MXには重大な放送倫理違反があったと意見書を出しました。

同日に放送された番組の中では、沖縄基地問題について「マスコミが報道しない真実」として、「基地建設反対派が救急車を止めた」、「基地建設反対派は日当をもらって活動している」などの疑惑が提示され、大きな騒動となりましたが、BPOは独自の調査を行った上で「裏付がない」としています。

以下は、BPOが発表した結論です。

以上のとおり、本件放送に対するTOKYO MXの考査は、以下の6点から放送倫理に照らして適正に行われたとは言えない。
①抗議活動を行う側に対する取材の欠如を問題としなかった、
②「救急車を止めた」との放送内容の裏付けを制作会社に確認しなかった、
③「日当」という表現の裏付けの確認をしなかった、
④「基地の外の」とのスーパーを放置した、
⑤侮蔑的表現のチェックを怠った、
⑥完パケでの考査を行わなかった。
本件放送には複数の放送倫理上の問題が含まれており、そのような番組を適正な考査を行うことなく放送した点において、TOKYO MXには重大な放送倫理違反があったと委員会は判断する。

同番組は、DHCシアターが制作している持ち込み番組であり、放送局側が適正に考査を行ったか否かが論点とされていました。

BPOの審議入りとなったきっかけは

今年1月に、同番組で日当を払って反対運動を行っているとの疑惑を報じられた市民団体「のりこえねっと」の辛淑玉(在日朝鮮人)共同代表が「ヘイトスピーチそのものである」としてBPOに提訴しました。

この提訴を受けてBPOは、TOKYO MXと当事者間で話し合うように促していました。

その後、BPOは同番組の内容について、「審議」入りを決めました。なお、「審議」は、BPOの「意見」をまとめて提示するだけであり、強く放送局に改善を促す「勧告」や何らかの考え方をしめす「見解」とは異なるものです。

ニュース女子の出演者は

問題となった第91回出演者は次の通りです。

  1. 長谷川 幸洋、東京新聞・中日新聞論説副主幹
  2. 吉木りさ、タレント、司会
  3. 杉原杏璃、タレント
  4. 脊山麻理子、フリーアナウンサー
  5. 八田亜矢子、タレント
  6. REINA、タレント
  7. 須田慎一郎、経済ジャーナリスト
  8. 上念実、経済評論家
  9. 藤井厳喜、国際問題アナリスト
  10. 武田邦彦、中部大学教授
  11. 岸博幸、元経済産業省官僚

ニュース女子に対する批判の声とともにBPOを揶揄する声も上がる

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