ビデオリサーチ「72時間ホンネテレビ」のプレスリリース取り下げ、視聴人数の表現が不十分、推計の問題点は

ビデオリサーチ「72時間ホンネテレビ」のプレスリリース取り下げ、視聴人数の表現が不十分、推計の問題点は

30日、ビデオリサーチ社は28日に掲載をした「72時間ホンネテレビ」のプレスリリースを同社サイトから削除しました。

同社のお知らせ

プレスリリース取り下げのお知らせ

28日(火)に掲載させていただきました「72時間ホンネテレビ」のプレスリリースにおいて、特定条件下における推計を行ったため、AbemaTVの視聴人数を適切に表現する上で不十分と判断し、当該リリースの掲載を控えさせていただきました」と報告。「関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました事を深くお詫び申し上げます

同社は、28日のプレスリリースで、AbemaTVが発表した「72時間ホンネテレビ」の「総視聴数」7400万について、

一般に『総視聴数』は、同じ人が番組を見ている途中で、中断して再開した場合、それぞれが1回と足し上げられる計算方法なので「人数」とは異なる数値になります

とし、「総試聴人数」を同社の「VR CUBIC」データと日本の人口総数から「約207万人」と推計していました。※サンプル数は約5,000。

一方、サイバーエージェントの藤田晋社長は「BUSINESS INSIDER JAPAN」に11月13日に掲載されたインタビューにおいて「総視聴数7400万回と発表されています。実際に見た人はどれくらいなんですか。」という質問に対し以下のように答えています。

藤田:直接の数字はまだ出ていないんですけれども、1000万まではいっていないけれども結構いいとこまではいってるんじゃないかと。

この回答を見る限りビデオリサーチの推計が誤っている可能性が高いとみられます。

当推定の問題点

推計の前提条件をみると、対象エリアが一都六県と、既存のテレビ局ベースの推計はネット放送局の実態に合わない、サンプル中の年代別の人数やそれぞれのPCとモバイル端末の利用割合、iOSとAndroidの利用割合が実態を反映していないなど、サンプルの抽出に問題があると推測されます。

また、テレビの視聴行動とスマホ、PCの視聴行動は異なります。

アプリの終了と起動を繰り返すスマホでは単純に総視聴数(そもそも実態が不明)を起動回数で割ると試聴人数が少なく計算される恐れがあります。

総視聴数74,000万人は多いか少ないか

AbemaTVのサイトでは、11月23日(木)から11月30日(木)までで最も視聴数が多かったのはアニメ「【勤労感謝の日SP】WORKING!!! 全話一挙放送」で783,600となっています。

放送時間は、11月23日(木)20:00~11月24日(金)03:00の7時間。

これを単純に72時間放送されたとして計算すると、視聴数は8,059,886となります。

「72時間ホンネテレビ」の74,000,000は約9倍となります。

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