岐阜白骨死体事件、死亡した男性が詐欺で逮捕された田中幸治容疑者と自殺サイトでやりとりか【事件の経緯まとめ】

岐阜白骨死体事件、死亡した男性が詐欺で逮捕された田中幸治容疑者と自殺サイトでやりとりか【事件の経緯まとめ】

昨年11月、岐阜県中津川市付知町の廃屋でタクシー運転手金田浩一さん(当時42)が遺体で発見された事件に進展がありました。

捜査関係者によると、今月15日に金田さん名義の口座とキャッシュカードをだまし取った疑いで岐阜県警捜査1課と中津川署に逮捕された無職田中幸治容疑者(50)が、自殺サイト上で金田さんとやりとりを行っていたことが分かりました。

田中容疑者は、詐欺について容疑を否認していますが、県警は田中容疑者が金田さん死亡の経緯を知っているとみて捜査を行っています。

本事件は以下のように非常に複雑な経緯を辿っています。

本事件の経緯

2010年10月

東京都足立区中央本町 元タクシー運転手(42)が行方不明に。金田さんには多額の借金があった

行方不明になる前に田中幸治容疑者が金田さんと自殺サイトで連絡を取り合っていた(捜査関係者)。

金田さんの両親が警視庁南千住署に行方不明届を提出。

県警によると、両親は「(金田さんは)行方不明になる直前、自殺サイトで知り合った人に会いに行くと言っていた」と話しているとのこと。

▼▼▼ 詐欺の逮捕容疑(ここから) ▼▼▼

2010年12月

田中容疑者は、金田さんになりすまし、オンラインでインターネット銀行の口座を開設。キャッシュカードを取得。販売して金を得る目的。

2011年2月

田中容疑者は、カードの再発行手続きををし、カードを騙し取る。

2011年3月

口座が凍結された(県警)。

2011年4月

口座が転売された(県警)。

▲▲▲ 詐欺の逮捕容疑(ここまで) ▲▲▲

2016年4月

田中容疑者は、正当な理由なく他人名義のキャッシュカードを譲り受けたとされる別事件により、犯罪収益移転防止法違反の疑いで愛知県警に逮捕される。

2016年11月

田中容疑者が、中津川署付知交番に「約1年前に廃屋で死体らしきものを見た」とに届け出る。

通報時の田中容疑者は保釈中で、名古屋市に居住。

署員が廃屋の押し入れから金田さんの遺体を発見する。遺体は、布団袋に包まれており、一部白骨化していた。

布団袋には硫化水素を発生させた形跡があり、自殺の可能性もあるとのこと。

一方、田中容疑者の身辺から金田さんのカードや身分証明書が発見される(県警)。

田中容疑者はこの時、「遺体が誰なのか知らない」と話していた。

2016年12月

4月の逮捕容疑である犯罪収益移転防止法違反で懲役1年の判決を受けた。控訴したが棄却され、刑が確定。その後服役へ。

現在

15日、三重県の刑務所で服役中に、金田さんにになりすまして銀行口座を開設しキャッシュカードをだまし取った疑いで逮捕。

現在は、「金田さんの名前を知っている」と話しているとのこと。

尚、2007年に覚せい剤取締法違反(所持)容疑、虚偽告訴の容疑で逮捕された福岡市城南区荒江団地の会社員 田中幸治容疑者(当時40歳)と同事件の田中容疑者について氏名と年齢は符号しますが、同一人物かは確認がとれていません。

岐阜県中津川市付知町の地図

(参考)犯罪収益移転防止法について

振り込め詐欺やマネーロンダリングには他人名義の口座やクレジットカードが使用されることが多いことから、平成19年には「犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)」が制定されています。

犯罪収益移転防止法 第28条では、他人になりすまして利用することを目的として、預貯金通帳、預貯金の引出用のカードを譲り受けた場合は、1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金、又は併科となります。

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