井手上貴幸容疑者ら4人を不正競争防止法違反の疑いで逮捕、3万人を超える個人情報を持ち出す

井手上貴幸容疑者ら4人を不正競争防止法違反の疑いで逮捕、3万人を超える個人情報を持ち出す

以前勤めていた健康食品販売会社から3万人を超える顧客情報を不正に持ち出し、自社の健康食品販売事業における販売に利用したとして、井手上貴幸容疑者ら4人が不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。

井手上容疑者らはUSBメモリに顧客情報を保存し、持ち出したとのことです。更に、不正に取得した顧客情報を使用して自身で新たに設立した会社で顧客に連絡を行っていたとのことです。井手上容疑者らから連絡を受けた顧客が、以前の健康食品販売会社に問合せたことで、顧客情報の持ち出しが発覚し、警察に被害届が出されました。

不正競争防止法には、営業秘密の侵害による罰則が定められています。この営業秘密には、顧客名簿や新規事業計画、価格情報、対応マニュアルなどが該当し、今回の顧客名簿持ち出しも営業秘密の侵害に当たるとみられます。

営業秘密侵害罪に当たる場合は、10年以下の懲役又は2000万円以下の罰金が処されます。

営業秘密とみなされる要件

営業秘密と認められるためには、秘密管理性、有用性、非公知性と3つの要件を満たすことが求められます。誰でもアクセスできるような場所に保管されていた場合は、営業秘密にはなりません。今回の事件では、パスワードで顧客情報にロックがかかってる、社内規則にデータの持ち出し制限が明記されているなど、上記の3要件を満たしていたとみられます。

類似の事件

以前勤めていた会社から顧客情報を持ち出すケースは非常に多いと言われています。

2012年にも、以前勤めていた通信機器販売・リース会社から顧客情報約390件をUSBメモリにコピーして不正に持ち出し、転職先の会社で営業活動に使用したとして会社員の男が不正競争防止法違反で逮捕されています。

顧客から発覚する

突然別の会社からセールスの電話を受けた場合、個人情報が流出しているのではないかと不審に思う顧客がいて当然です。本事件のように、顧客情報の持ち出しは最終的には自分の首を締めることになります。

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